カイザー・ソゼとは?
関税局員が聞く。
半身不自由なサギ男は言った。
「あいつはいい男だ。まれにみる二枚目だ。女に不自由しない。俺は神になりたいとは思わないが、カイザー・ソゼにはなりたいと思う。」
そんなこと聞いていない。
関税局員は言う。
「ソゼは一度手につけた女の母、いとこ、姉妹まで手をつける。なにが終わると・・・消えた。もう、噂もきかない」
立ち去る半身不自由男。
関税局員は考え込む。
そして、伝言板に目をやる。
持っていたコーヒーカップを落とす(が、特に意味はない)。

冷静になる。
いや、あいつは二枚目ではない。
関税局員はいいきかせた。

サギ男は走りながらそこを後にする。

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